クラスTシャツとはその名前の通り体育祭や文化祭で用いられるおそろいのプリントTシャツのことです。同じ目的を共有する者同士のモチベーションの向上や一体感の創出に役立ち、イベント後も記念品として残ります。クラスTシャツは企業の販売促進や展示会でも用いられており、企業イメージをデザイン化したりロゴを印刷することで他のグループと差別化できたり訪れた人の記憶に残るといった効果を期待できます。さまざまな色やデザインのクラスTシャツがありますが、これは染色技術とプリント技術の進歩によるものです。

とくにプリント技術の進歩によるところが大きく、オリジナルデザインを少ない枚数でもプリントできるのはそのためです。プリントにはいくつかの方法がありますが、どの方法を用いるかは枚数やデザインの特殊性に拠るところが大きいです。定番なのがシルクスクリーンで市販の多くがこの方法でプリントされています。デザインに合わせて版を作りそれを利用してプリントします。

発色が良いのが特徴ですが版を作るので多数枚の制作に向いています。これに対し少ない枚数でも対応できるのがカラーコピー転写です。版が不要で専用の紙にデザインをプリントし圧着させます。プリント素材を選ばないこと、版が不要なので低コストで制作できるのが特徴です。

デザインが複雑な場合はインクジェットを用います。こちらも版が不要で生地に直接インクを染み込ませるため細い線やぼかしもキレイに再現できます。ただしデザインによってはプリント素材を限定されます。